「カンタ!ティモール」上映会を振り返って
先日、お友達が「カンタ!ティモール」の上映会を、有難いことに託児付きで企画してくれて、やっと見れました。(ほんとにありがとう!)
感想なんて、
言葉がすぐには出てこないほどの衝撃で、数日経ってやっと、自分の中でいろんなことが整理できてきたような。
日本という国が、第二次世界大戦以降、戦争の愚かさを知り、戦争をせず、加担せずいるのだという、とってもとっても大きな誤りを信じて30年以上生きてきたことへの衝撃。
世界中で起こる、そして現在も起こっている戦争のほとんどは、現地の人たちの意志ではなく、日本やアメリカなどの経済大国が資源確保の為などに起こす、理不尽な侵略によるもので、
それはそれを引き起こしているごく一握りの裏社会の人物たちへの莫大な利益だけではなく、私たち一般市民の暮らし方そのものにも、もちろん原因はあって。
知らなかったなんて言葉では済まされない。頭がモヤモヤどころではなく。。。
でも、この映画を見て本当に良かったと感じたのは、そんな悲しい事実を知ったからだけではない。
あれほどまでに理不尽な侵略による虐殺を繰り返された東ティモールの人たちの笑顔に溢れたこの映画。
「笑顔ってこういうものなのか」って関心してしまうほどのとびきり笑顔の子供達。
経済的、物質的ではなく、本当の人間の豊かさ、幸福を知っているのだと思った。
ひどい傷を負い、家族を殺された人たちが、
「悲しいけど、怒りじゃない。」と語る言葉たちの重み。
東ティモールの人たちの精神性の高さから学ぶことは、きっと計り知れないだろう。
私はこの映画を見て、どう受け止めて、どう変えていったらいいのだろう。
そんな疑問が頭をよぎりながら見ていたけど、
その答えもきっとこの映画の中に沢山隠されていて、
あと何回でも見たいと思いました。
「大地と繋がって生きなさい」
この言葉の意味を感じ、噛みしめながら、毎日を大切に生きていかなければと。
またどろんこでも上映会を企画できたらいいなと思います。ひとりでも多くの人に見てもらいたい、知ってもらいたい、感じてもらいたい映画です。
ふじとも